2000.8.21
株式会社ブッキング 左田野 渉
復刊ドットコムへお越しの皆さま

お待たせいたしました。やっと復刊第一号が誕生いたしました。九月上旬には、ご注文いただいた方々の手元に三原順氏の「かくれちゃったの、だぁれだ」が届くはずです。われわれも浮き立つ気持ちです。
復刊ドットコムを開始する時点で、われわれは学術専門書が多くリクエストとして寄せられるのかと予想していました。それは、学術出版社八社の主催する「書物復権運動」をインターネット投票で支援する試みから、復刊ドットコムが発展してきたからです。
ところが蓋を開けてみると投票上位は、コミック・アニメ系。われわれの思惑は完全に狂ってしまいました。何故なら学術専門書なら五十から百部で復刊が可能な書籍が多いのですが、コミックや文庫では最低でも二万部級の発行ロットが求められるからです。又、コミック・アニメは技術的にもデジタルプリントは向きません。さぁ、困った。
今回は、白泉社さま、三原順氏のお兄さまのご厚意で、復刊が決まりました。五百部という発行ロットは、出版社や著作権継承者にとって、ほとんど利益にもならない仕事です。当社の交渉担当である竹林の真心が、皆さまの熱意に後押しされて、関係の方々の好意を奇跡的に引き出したのでしょう。
復刊ドットコムに対しては、一部に批判的な声が出版社にあると聞いています。「読者を煽っている」「苦労して世に出した作品を横取りする」などなど。しかしながら、私たちは決して、そんな気持ちはありません。白泉社さまの例でも、発行元の出版社を尊重しています。読者を煽っているのではなく、出版社にとってビジネスにならない規模の出版を、読者の立場に立って代行してゆく考えです。是非、復刊ドットコムに暖かい目とオープンハートで、ご支援下さい。